巻頭言 2018年11月

10月 31st, 2018   •   no comments   

 

 

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!

                                                 

            2018年11月      

よき便り

神さまへのたいせつな捧げもの

 

カトリックの典礼暦は11月が最後の月となり、年間最後の主日である「王であるキリスト」で1年を終えます。今月は、イエスが、神さまの元から、神の国を伝えるために来られたことを証しする個所が福音朗読で読まれていきます。そのなかから、やもめの献金について書かれた場面(マルコによる福音書12・41〜44)を思い起こしてみましょう。

 

当時のユダヤ社会においても会堂には賽銭箱が置かれ、そこに献金していくことが行われていたようです。大勢の群衆が、会堂に詣で、献金をしていたのでしょう。そんな風景をイエスは、賽銭箱の向かいに座って見ていました。当時は、会堂に詣でることができる人たちは、ある程度、裕福な人たちが多かったようです。そんな人たちは、自分の地位を見せつけるかのように、多額の献金を賽銭箱に入れていたのかもしれません。

 

そんなところに、一人の貧しいやもめが訪れ、レプトン銅貨を2枚、献金箱に入れたそうです。レプトン銅貨は、当時の硬貨としては最も少額の硬貨です。多額の献金をする金持ちたちに混じって、そのわずかな硬貨を投げ入れたやもめの姿は、かえって目立っていたことでしょう。しかしイエスは、弟子たちに「このやもめこそ、だれよりもたくさんの献金をしたのだ」と話します。

 

金持ちは多額の献金をしても、生活に困ることはありません。反面、貧しいやもめにとっては、銅貨2枚を献金したら、その日の生活費はないのです。それに、翌日になっても、新たな銅貨を得られるかどうかすらも分かりません。それでもなお、神さまに生活費のすべてを差し出すという生き方は、「すべてを失っても、神さまであればわたしを生かしてくださる」と信頼して委ねきったと言えます。

 

神さまにとっては、献金の多寡が信仰心の現れになるはずもなく、地上での貨幣の価値ですらどうでもよいことです。誰が多く献金するのかという虚栄心で差し出されたものを、神さまが喜ばれるはずがありません。自分にとって本当に必要なことだからと会堂を訪れ、神さまを慕う自分の気持ちとして、少ないながらもすべてを差し出した行為だからこそ、神さまは喜び、そうした存在にしっかりと目を向けるのでしょう。

 

聖書には書かれていませんが、やもめは、たとえ献金する銅貨を持っていなかったとしても、自分の気持ちだけを伝えようと会堂に詣でたと思います。聖書には、イエスの服にさえ触れれば病を癒してもらえると信じ、群衆の中でなんとか服に触れたことで実際に癒されたという女の話があります(マルコによる福音書5・25〜34)。この時イエスは、「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と声をかけられました。おそらく、貧しいやもめに対しても、同じように声をかけられたのではないでしょうか。神さまを本当に必要としている人の側には神さまが寄り添っておられる。その希望を持ちながら、歩み続けてまいりましょう。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

 

過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

ミサのご案内 Mass Everyday

主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun     9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

 お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承ください

 

巻頭言 2018年8月

7月 30th, 2018   •   no comments   

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!          

                                                                   2018年8月カトリック藤が丘教会      

よき便り

神さまからのみ言葉に生かされるとき

今年の主日の福音書朗読はマルコによる福音書が読まれていますが、8月はヨハネによる福音書からパンについての話題が読まれています。その中で、イエスがユダヤ人に話した言葉が2週にわたって読まれていることに気を留めねばなりません。12日の福音書朗読はそのイエスの言葉で終わり、19日の福音書朗読はその言葉から始まります。

「わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」(ヨハネによる福音書6・51)

このイエスの言葉をそのままの文面で理解しようとするならば、これを聞いた弟子たちと同じように「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか。」(ヨハネによる福音書6・60)と躓(つまず)いてしまうでしょう。イエスは、わたしのからだを齧(かじ)って味わえと話しているのではなく、わたしを通して伝えられる神さまのみ言葉を聞き、その理解を通して神さまとともに生きなさいと話されたのでした。

カトリックの信仰において、ご聖体とみ言葉はたいせつなものです。イエスは十字架の受難に向かう前に、神さまに感謝の祈りを捧げ、ご自分のからだを表すシンボルとしてパンを裂き、ご聖体の秘蹟(ひせき)を定めて下さいました。こうして今日においても、わたしたちはミサの中で、聖書朗読によるみ言葉を味わい、主の食卓においてご聖体をいただいています。

ヨハネによる福音書に見るイエスの言葉はまさに、イエスが最初に弟子たちにミサのコンセプトを伝えた個所です。イエスは最後の晩さんにおいて、裂いたパンをとり「これを取って食べなさい。これはわたしのからだである」と話して弟子に与えました。ミサを通して、わたしたちはイエス・キリストに立ち返り、そして神さまの思いをみ言葉として聞くように招かれています。

食べるという行為は、消化して自分のものとするということにほかなりません。み言葉を理解して自分のものにしなさいと神さまから常に招かれていることを思い起こしながら、歩み続けてまいりましょう。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

 

過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

 

ミサのご案内 Mass Everyday

のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun     9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

 お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承ください

 

巻頭言 2018年7月

7月 12th, 2018   •   no comments   

 

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!          

                                                              2018年7月カトリック藤が丘教会      

よき便り

 

助けを求めるところに神さまがおられる

 

今年の7月の主日ミサでは、マルコによる福音書から、イエスが宣教したときのできごとが読まれます。

 

7月1日の年間第13主日の福音書朗読では、会堂長ヤイロがイエスに会いに行き、「娘に手を置いてくだされば、助かって生きるでしょう」と願っている間に娘は息を引き取ってしまったが、その娘を生き返らせたできごとが読まれます。そして、その話題の間に、長期間出血が止まらない女がイエスの「服にでも触れればいやしていただける」と思い、群衆に紛れてイエスの服に触れてみたら実際にそうなったというできごとが挟み込まれています。

 

わたしたちは「そんな非科学的なことはありえない」とまず最初に考えてしまいがちです。しかし、そんなわたしたちであっても、もうどうにもならない、何をしても助からないという状況に追い込まれたときは、「助けてください」と声を上げてしまうのです。それを困った時の神頼みと言ってしまうのはたやすいことですが、そうでもしないと打開できない人にとっては、科学的かどうかということはまったく意味を持ちません。ここで大切なことは、会堂長ヤイロも病気の女も、「イエスであればなんとかしてくださる」と強く願い、そしてその願いの結果として「必ずいやされるのだ」と堅く信じたということです。

 

翌週7月8日の福音書朗読では、これとは逆のことが描かれます。イエスは故郷に戻って宣教をし始めたが、ごくわずかの病人をいやすことしかできなかったとあります。イエスは人々の不信仰に驚いたとひとことで書かれていますが、イエスの生い立ちを知る故郷の人々にとっては、「なぜそんなことができるのか」という疑問ばかりが先に立ってしまい、イエスを通して神さまのみわざが現れているのだとは信じきれなかったのでしょう。

 

神さまは誰でも無条件にいやされる方ではないのです。疑いや迷いのあるところでは、イエスをもってしても神さまのいつくしみを伝えていくことは難しいことでした。イエスが「恐れることはない。ただ信じなさい」「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と話しかけられた会堂長ヤイロや病気の女のように、本当に願い、そう信じるという行いがあったときにはじめて、イエスを通してわたしたち一人ひとりに働きかけてくださいます。

 

日々の生活の中で、わたしたちは自分ではどうにもならない困難なできごとに直面することがあります。そんな状況にあっても、神さまが「恐れることはない。安心して行きなさい」と話しかけてくださると信じて、歩み続けてまいりましょう。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

 

ミサのご案内 Mass Everyday

主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun 9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

 お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承ください

Page 1 of 1812345»10...Last »