よき便り 2016年10月

9月 17th, 2016   •   no comments   

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!       

                                                                                                    2016年10月カトリック藤が丘教会

よき便り

カトリック教会の聖人たち

 

 9月4日、バチカンにおいて教皇フランシスコは、「世界の飢えた人、衣服のない人、体の不自由な人、病気の人、誰からも必要とされない人」すなわち、全ての苦しむ人たちの希望の光、と慕われていたマザー・テレサを列聖されました。
 マザー・テレサは、この日をもって「コルカタの聖テレサ」としてカトリック教会の聖人となられました。バチカンのサンピエトロ広場を埋め尽くした約10万人の信徒たちからは喜びと讃美の声がわき上がりました。聖テレサが、修道女となられてから生涯の奉仕の拠点とされたインドのコルカタ(旧名カルカッタ)も歓喜の声に満たされました。「コルカタの聖テレサ」については、この欄でも今後、詳しく取り上げたいと考えております。
この機に今回は、カトリック教会における聖人の大切さについて考えたいと思います。

 私たちは、使徒信条の中で「……….聖徒の交わり……を信じます」と唱えます「聖徒の交わり」とは「聖人との絆」の意味です。

「聖人」とはカトリック教会が「天国に居られること」を公に認めた方々です。
聖人がたは、その生涯においてイエスの教えに忠実に従い、神への愛と献身に生きた方々でした。聖人がたは、そのような生涯を通して、何らかの徳を残し、私たちの信仰生活における模範を示されました。

聖人に対する信心というのは、カトリック教会の歴史においては、2世紀頃から始まったとされ、古い伝統です。聖人についての研究は、東方教会も含め5世紀頃から既に始まっています。しかし、日本での聖人についての関心は、欧米のようには強くないと感じられます。ある聖人の日を特別にお祝いする、といった風習も日本では、ほとんど見受けられません。日本の教会の歴史自体が欧米と比べると新しいので、それも理解出来ることです。
 しかし欧州などキリスト教文化圏では、「どの日がどの聖人の祝日」という意識は強く、聖人への敬愛は日常生活にも及んでいます。欧州の例をひとつ挙げると、12月6日は、サンタクロースの原形と言われる聖ニコラスの祝日です。この日は特にオランダで盛大に祝われます。子供達にとってこの日はプレゼントをもらう嬉しい日のです。そのため、何日も前から、親たちはプレゼント選びに大わらわです。この日、職場でも学校で顔を合わせると、人々は「メリークリスマス」というように、「セント・ニコラスの日おめでとう」とあいさつを交わします。夜は、家族や親族がそろって楽しく、暖かい雰囲気の中でお祝いのパーテイーが開かれます。アジアでもミャンマーのヤンゴンでは、10月28日大聖堂の守護聖人使徒聖タデオの祝日が盛大に祝われます。この祝日の9日前から「ノヴイーナ(novena)」と呼ばれる準備期間があり、この9日間、熱心なミヤンマーの信徒たちの多くは、毎夕捧げられる特別のお祈りの集会に参加します。
 このように世界各地でカトリック信者たちは、「聖徒の交わり」を実感しています。
カトリックの洗礼を受ける時、私たちは、「洗礼名」として聖人の名を頂きます。「洗礼名」は、生まれた時に親が付けてくれた名前とは違って、自分で選べるものです。どのような聖人を人生の模範としたいか、聖人伝や「カトリック大事典」などで、あるいは主任司祭や先輩がたから聖人についての知識、情報を得て、「洗礼名」を決めることが出来ることは、大きな喜びでしょう。
 カトリック教会には、数え切れないほどの聖人がおられます。よく冗談で「教皇様ですらご存じないのは、教会に何人聖人がおられるかということだ」と言われるくらいです。洗礼名の聖人が「守護聖人」となります。多くの聖人方の中から自分が決めた守護聖人についての知識を深め、そのお祝い日を忘れないようにしましょう。また、守護聖人のお取次ぎをいつもお願いしましょう。
聖人へのお祈りは、簡単です。
「聖 xxx 私たちのためにお祈り下さい」ー10秒もかかりません。

聖人へ祈る、ということは、そのお取次ぎをお願いする、敬愛の念を表す、ということで聖人を礼拝する、ということではないのでこの点、誤解のないようにしましょう。

 カトリック教会では、今日もどなたか聖人のお祝い日となっています。
その方は、どのような生涯を送られ、神への愛と献身をどのように示されたのでしょうか。思いを馳せたいものです。

 キリストの教会は社会に対して開かれた共同体です。より多くの人びとが、わたしたちのカトリック藤が丘教会の扉を叩かれることをお待ちしております。興味をお持ちになられた方は、ぜひ日曜日のミサを覗きにいらしてください。

過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

ミサのご案内 Mass Everyday

主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun 9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承

 

 

 

よき便り 2016年9月

8月 30th, 2016   •   no comments   

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!       

                                                                                                    2016年9月カトリック藤が丘教会

 

よき便り(2016年9月)

「良きサマリア人」の喩えと現代

 『暮らしの手帳』を創刊した大橋鎭子の生涯を描いたNHKのドラマ「とと姉ちゃん」が好評を博しています。このドラマの中盤のポイントは、主人公の小橋常子が、「三顧の礼」をもって、編集者としての卓越した才能を持つ花山の協力を得ることに、ついに成功するところでした。

 

 花山は戦時中、戦時標語の採用に関わり、政府の戦意高揚政策に協力してきたのですが、敗戦によって自分の行動が誤りであったことに気付いて、ペンを執ることを自粛していました。しかし、人びとが戦後の極端に苦しい生活の中で格闘している姿を見て、「毎日の暮らし」が何よりも大切だという認識に達します。そして、苦しんでいる女性の暮らしを改善するための雑誌を発行したいという常子の夢をかなえる手助けをするのです。長い戦争の窮乏生活を耐えてきた人々にとって、平和な時代の「毎日の暮らし」が衣食住の不自由のないものになることは、とても大事なことだったのです。

 

 戦後71年の現在、先進諸国の多くの人びとは豊かな生活を享受しています。しかし、世界の各地には、いまだに飢えに苦しみ、住居さえ奪われた人びとが非常に多くいるのです。また先進国の中でも貧富の格差が広がりつつあります。戦争に巻き込まれ、弾圧や抑圧を受け、さらには差別され、幸せな生活を送る希望を失った人々の中には、テロリズムに走る人も出てきます。

 

 貧しい国々を豊かにすることや、国内の経済格差を少なくすることは、何よりも国際政治や国内の経済政策の問題でしょう。また、国際的、国内的なセーフティー・ネットを構築するためには、国連や各国の政府やさまざまなボランティア団体がお金や知恵や労力を出し合っています。しかし今最も必要なのは、わたしたち一人ひとりの意識の変革です。ここで思い出されるのはイエスが語った「良きサマリア人」の喩え話(ルカによる福音書、10:25~37)です。

 

 あるユダヤ人が、道中で追いはぎに遭い、瀕死の状態で放置されていました。そこに通りかかったサマリア人は、ユダヤ人が敵対する民族であるにもかかわらず、この怪我人の手当てをして宿屋に連れて行って介抱し、宿屋の主人にその療養中の宿泊費まで差し出したのです。イエスは聴衆に対して、このように、苦難の中にある人々への愛の奉仕を行なうべきことを説いたのです。まことに難しいことですが、わたしたちも、そのような「隣人愛」の気持ちを忘れず、何時でも必要な時にその実践が行えるようにしたいものです。

 

 キリストの教会は社会に対して開かれた共同体です。より多くの人びとが、わたしたちのカトリック藤が丘教会の扉を叩かれることをお持ちします。興味をお持ちの方は、ぜひ日曜日のミサを覗きにいらしてください。お待ちしています。

 

過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

ミサのご案内 Mass Everyday

主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun 9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承

よき便り 2016年8月

7月 30th, 2016   •   no comments   

カトリック藤が丘教会へようこそ 

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!       

                                                                                                    2016年8月カトリック藤が丘教会

 よき便り(2016年8月)

偽物の宗教と本物の宗教

 先月は「本物の救い」と「偽物の救い」と題して、ある宗教詐欺の事件を取り上げて紹介しました。それでは、「偽物の宗教」と「本物の宗教」の違いはどこになるのでしょうか。

 宗教は本来、人を精神的に救済することを目的とするものです。一切の悩みも苦しみもなく一生を幸せに過ごせる人は、一人もいません。人の人生は、楽しみと悲しみ、希望と落胆、希望と絶望といった変化によって彩られています。それは私たちがみずからの過去を振り返ってみれば、すぐにわかることです。幼いころは、たいていの人は両親の深い愛情に包まれて、ほとんど悩みも苦しみもなく過ごすでしょう。しかしやがて学業で、次には仕事で様々な苦しみに遭遇し、それらを乗り越えて人は成長してゆきます。また結婚して子育てに精を出しますが、これがまた大変な苦労です。さらに病気や事故や災害が私たちを不意に襲います。人は他の動物と同様に、成長して子孫を遺すべく運命づけられているからこそ、生きる喜びを感じることができると同時に、生存のためにもがき苦しむのです。そして人は時には、人生の意味が分からなくなり、どうしようもない悲しみや苦しみに苛まれることがあります。そして人は「救い」を求めて、絶対的な存在によって支えられることを願うようになるのです。

 このような「救い」を求める人びとの祈りにこたえて、人びとを導いていくのが宗教の役割です。古代のインドでゴータマ・シッダールタは、苦しむ人びとを導くために思索と修行を重ねて「悟り」を得てブッダ(覚者)になりました。ブッダの教えを書き記したものが仏典です。他方、ローマ帝国支配下のイスラエルではキリスト教が生まれました。イエスを師と仰いで彼に従った弟子たちは、彼こそが救い主(キリスト)であると信じ、その言動を伝承しました。これらを文章化したものが『新約聖書』です。キリスト教、仏教、イスラム教のような世界宗教や、ユダヤ教、ヒンズー教、神道のような民族宗教は、救いに対する人々の渇きを満たしてきたからこそ、多くの人びとに受け入れられてきたのでしょう。

 他方で新しい宗教は、誰か頭の良い人が、いくつかの既成宗教の良いところを取ってきて、それに独自の要素を加えて立ち上げたものです。それらが人びとの「救い」への渇望を癒すために生みだされたのならば、何の問題もありません。

  しかし、新しい宗教の中には、「救い」を隠れ蓑にして、宗教者たちが富と権力を得るために設立されたものもあるのです。そのような「宗教」には、先月取り上げた宗教詐欺と共通するいろいろな特徴があります。例えば、教祖が超能力(透視、霊言能力、空中遊泳)を持っていると公言する、信者本人を家族や社会から切り離そうとする、御利益を強調して多額の寄付・献金を要求する、教祖への絶対服従を要求する、政治結社・政党を作って政治権力を得ようとする・・そのような宗教団体は「偽物の宗教」団体です。現在の日本では宗教信仰の自由が保障されていますから、このことを利用して「偽物の宗教」がはびこり、そのことが宗教そのものに対する不信感を増大させています。困ったことです。しかし、人びとの心の渇きをいやして「本物の救い」をもたらすことは「本物の宗教」によってしかできないことなのです。

 イエスは次のように言われました。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる」(マタイによる福音書、11:28~29)と。キリストの教会は、社会に対して開かれた共同体です。より多くの方々が、わたしたちのカトリック藤が丘教会の門を叩かれることを、お待ちしています。興味を持たれた方は、ぜひ日曜日のミサを覗きいにいらしてください。

過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

ミサのご案内 Mass Everyday

主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun 9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承

 

Page 10 of 20« First...«89101112»...Last »