Welcome to Fujigaoka Catholic Church!
よき便り
助けを求めるところに神さまがおられる
今年の7月の主日ミサでは、マルコによる福音書から、イエスが宣教したときのできごとが読まれます。
7月1日の年間第13主日の福音書朗読では、会堂長ヤイロがイエスに会いに行き、「娘に手を置いてくだされば、助かって生きるでしょう」と願っている間に娘は息を引き取ってしまったが、その娘を生き返らせたできごとが読まれます。そして、その話題の間に、長期間出血が止まらない女がイエスの「服にでも触れればいやしていただける」と思い、群衆に紛れてイエスの服に触れてみたら実際にそうなったというできごとが挟み込まれています。
わたしたちは「そんな非科学的なことはありえない」とまず最初に考えてしまいがちです。しかし、そんなわたしたちであっても、もうどうにもならない、何をしても助からないという状況に追い込まれたときは、「助けてください」と声を上げてしまうのです。それを困った時の神頼みと言ってしまうのはたやすいことですが、そうでもしないと打開できない人にとっては、科学的かどうかということはまったく意味を持ちません。ここで大切なことは、会堂長ヤイロも病気の女も、「イエスであればなんとかしてくださる」と強く願い、そしてその願いの結果として「必ずいやされるのだ」と堅く信じたということです。
翌週7月8日の福音書朗読では、これとは逆のことが描かれます。イエスは故郷に戻って宣教をし始めたが、ごくわずかの病人をいやすことしかできなかったとあります。イエスは人々の不信仰に驚いたとひとことで書かれていますが、イエスの生い立ちを知る故郷の人々にとっては、「なぜそんなことができるのか」という疑問ばかりが先に立ってしまい、イエスを通して神さまのみわざが現れているのだとは信じきれなかったのでしょう。
神さまは誰でも無条件にいやされる方ではないのです。疑いや迷いのあるところでは、イエスをもってしても神さまのいつくしみを伝えていくことは難しいことでした。イエスが「恐れることはない。ただ信じなさい」「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と話しかけられた会堂長ヤイロや病気の女のように、本当に願い、そう信じるという行いがあったときにはじめて、イエスを通してわたしたち一人ひとりに働きかけてくださいます。
日々の生活の中で、わたしたちは自分ではどうにもならない困難なできごとに直面することがあります。そんな状況にあっても、神さまが「恐れることはない。安心して行きなさい」と話しかけてくださると信じて、歩み続けてまいりましょう。
キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。
過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.
ミサのご案内 Mass Everyday
主日のミサ | 土曜日 Sat | 17:00 |
日曜日 Sun | 9:30 |
平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。
所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2
<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506
お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください
火曜日~金曜日 午前10時~午後4時
土曜日 午前10時~午後17時30分
日曜日 午前10時~午後1時
※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承ください
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よき便り
今年の教会典礼暦では、6月3日に「キリストの聖体」を祝うミサが行われます。カトリックの信仰において、秘蹟としてたいせつにされてきたものの1つに「ご聖体」があります。そのご聖体を通して神さまとの交わりを持つのがミサ聖祭です。
「キリストの聖体」のミサの福音朗読では、イエスが弟子たちとともに過ぎ越しの食事をとられた日の出来事が、マルコによる福音書から読まれます。この過ぎ越しの食事は、「最後の晩さん」としても知られています。
『イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」また杯を取り、感謝の祈りを唱えて、彼らにお渡しになった。彼らは皆その杯から飲んだ。そしてイエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。」』(マルコによる福音書14・22〜24)
この晩さんにおいて、イエスはパンとぶどう酒を神さまからいただいたことに感謝をもって祈るとともに、「わたしの記念として、このように行いなさい」(ルカによる福音書22・19)と話し、パンとぶどう酒によるミサの原型をお示しになりました。ミサの中で、「わたしたちの主イエス・キリストの御からだと御血になりますように」とパンとぶどう酒を祝別し、ご聖体としていただくことは、わたしたち一人ひとりがイエス・キリストとともに、神さまのいつくしみのうちに、神さまとともに生きていくことの現れです。
4月の聖週間では、最後の晩さんに続いて、イエスがご自身をいけにえとして献げた十字架上の受難、そして復活による過ぎ越しを追体験して来ました。それだけでなく、わたしたちは日頃のミサにおいても、パンとぶどう酒を神さまへの賛美と感謝のうちに祝別し、最後の晩さんを思い起こしながらご聖体をいただき、イエスの死と復活──過ぎ越しの神秘を祝い、神さまとともに生きていく気持ちを新たにします。
さて、パウロがコリントの教会に宛てた手紙では、「あなたがたは神さまの神殿である」と表現しています。
『あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか。神の神殿を壊す者がいれば、神はその人を滅ぼされるでしょう。神の神殿は聖なるものだからです。あなたがたはその神殿なのです。』(コリントの信徒への手紙I 3・16〜17)
パウロは、教会が神さまの住まわれる場所であるとともに、そこに集うわたしたち一人ひとりもまた神さまの住まわれる場所なのだと諭しています。常に神さまがわたしたちの内に常に住んでくださることに感謝しながら、歩み続けてまいりましょう。
キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。
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よき便り
神さまの息吹に力づけられて歩む
復活祭が終わって復活節に入ると、第一朗読は「使徒たちの宣教」と題した使徒言行録が読まれていきます。使徒言行録は、福音書を書いたルカがキリストの受難の後に起きた出来事と、初代教会の使徒たちが宣教していく様子をまとめたもので、ルカによる福音書の「後編」とも言うべき個所です。復活節以外の主日ミサでは、第一朗読は旧約聖書が読まれていきます。それだけ復活節は、ご復活されたイエス・キリストとともに歩み、そしてイエスご自身のことを一人ひとりが伝えていくことがたいせつなことを気付かされる時期となっています。
復活節の最後は、主の昇天と聖霊降臨の主日で締めくくられます。主の昇天の主日は、イエスが弟子たちに「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」と宣教のための派遣をした後に天に上げられたことを記念します。そして、聖霊降臨の主日では、「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証をなさるはずである」と約束されたように聖霊が送られてきたことを記念します。
わたしたちは「父と子と聖霊のみ名によって」と十字を切って、三位一体である神さまに祈ります。父である神さまと、神さまのひとり子イエス・キリストは聖書の中で語られているので、なんとなく理解できるのですが、聖霊とそのはたらきについては聖書の中ではあまり語られていません。聖霊とはどのような方なのでしょうか。聖霊降臨の主日のミサの中で歌われる「聖霊の続唱」に聖霊について書かれています。
貧しい人の父、心の光、証しの力を注ぐ方。
やさしい心の友、さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。
苦しむときの励まし、暑さのやすらぎ、うれいのときの慰め。
恵みあふれる光、信じる者の心を満たす光。
汚れたものを清め、かわきをうるおし、受けた痛手をいやす方。
かたい心をやわらげ、冷たさを暖め、乱れた心をただす方。
あなたのことばを信じて、より頼む者に尊い力を授ける方。
聖書で「聖霊」は、プネウマ(息吹き)と記されています。息吹きは、生命の表れです。聖霊を神の息吹きとみなす聖書の捉え方と信仰は、人間の命の奥深さを垣間みさせてくれます。人は神の息吹き(聖霊)によって生かされ、導かれていることを、パウロは「わたしたちは、霊の導きによって生きているなら、霊の導きに従ってまた前進しましょう。」(ガラテヤの信徒への手紙 5・25)と記しました。聖霊によって一人ひとりにもたらされる神さまの息吹きに力づけられながら歩み続けていきましょう。イエスが多くの人を癒しながら「安心していきなさい」と励まされた言葉も思い起こしながら。
キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。
主日のミサ | 土曜日 Sat | 17:00 |
日曜日 Sun | 9:30 |
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