巻頭言 2019年5月

5月 6th, 2019   •   no comments   

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!

                                                 

            2019年5月      

よき便り

 

神さまにとってたいせつな存在のわたしたち

 

主のご復活おめでとうございます。

 

復活祭の後しばらくの間は、主のご復活を祝う期間である「復活節」となります。この期間のミサの朗読は旧約聖書の朗読がなく、代わりに「使徒たちの宣教」と題して 使徒言行録の部分が読まれていきます。そして福音書の朗読も、イエスが受難と復活の前後に弟子たちに語られたことが中心に読まれていきます。

 

復活節第5主日の福音書朗読は、ヨハネによる福音書13章が読まれます。イエスは弟子たちに新しい掟として「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」と伝えました。そして、その翌週の復活節第6主日には、これに続く個所として、イエスは「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしはその人のところに行き、一緒に住む」と話し、イエスの言葉を守る人たちのもとに神さまがその人にとどまるのだと約束されました。

 

キリスト教は「愛の宗教」だと言われることがあります。ミサの最初で、司祭は、「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりがみなさんとともに」と会衆を招きます。「神の愛」とサラッと表現していますが、この「愛」という言葉は、単純に好意があるかどうかということを示しているわけではありません。

 

キリスト教が日本に伝えられたとき、古の人たちは神さまの愛を「デウスのごたいせつ」と訳しました。デウスというラテン語は、神さまを表しています。つまり、神さまの前にたいせつな存在であると表現されたわけです。愛することは単なる好意ではなく、好意を持つかどうかに関わらず、どんな存在であっても「たいせつにする」「たいせつに思う」こと。それこそが神の愛の本質であり、そこに神さまのいつくしみが表れています。

 

わたしたちにとって、自分が好きなものをたいせつにすることは容易いことです。しかし、嫌いなものさえもたいせつな存在にしていくのは大変なことです。たいせつにしていこうとする自分の意思が必要になります。たいせつにするそのもの自体に関心を持ち続けていなければ、たいせつにしていくことはできないのです。冒頭に紹介したヨハネによる福音書の個所をもう一度振り返ってみましょう。

 

「わたしがあなたがたをたいせつにしたように、あなたがたも互いのことをたいせつにし合いなさい。わたしをたいせつにする人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人をたいせつにし、父とわたしはその人のところに行き、一緒に住む。」

 

わたしたち一人ひとりが、神さまにとってたいせつな存在であるということを思い起こしながら、新たな気持ちで過ごしていきたいと思います。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

 

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ミサのご案内 Mass Schedule

主日のミサ 土曜日 Sat   17:00
日曜日 Sun   10:00

※5月12日から日曜のミサ開始時刻が9時半から10時へ変更になりました。

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

 お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

火曜日~金曜日   午前10時~午後4時

土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

※都合により、事務所スタッフが不在の場合もございます。あらかじめご了承ください

巻頭言 2019年4月

4月 4th, 2019   •   no comments   

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

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            2019年4月      

よき便り

神さまと共に歩めることを喜び祝う

四旬節も終わりに近づくと、いよいよイエスの受難に向かっての出来事が描かれていきます。イエスが生まれたことを祝う12月のご降誕も大切ですが、カトリックの信仰において最も重要なのは、主の受難と復活にほかなりません。

受難の主日(枝の主日)で始まる「聖週間」は、木曜日の最後の晩さん、金曜日の主の受難、土曜日の復活徹夜祭を経て、復活の主日でご復活を祝います。一週間を通して受難と復活を思い起こし、そこに表れる、神さまのいつくしみを深く味わい、神さまと共に歩んでいることを喜び祝います。パウロがフィリピの教会に宛てた書簡の中で、十字架上で死を迎えたイエスについて次のように書いています。

「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕(しもべ)の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」(フィリピの教会への手紙2・6)

当時のユダヤ社会においては、律法に従った生活をしていることが神さまに対して正しいことをしているとされた時代でした。律法に従えない人たちは、罪の中で生きている存在でもありました。しかし、イエスは神さまと同じ存在でありながらも、こうした律法に従って生活できない人たちの中から弟子たちを選び、ともに過ごしてきました。

イエスが数々のたとえで伝えたかったのは、人が作った律法に縛られて生きることが神さまの望んでいることではなく、神さまに立ち返ろうとすること自体が神さまの望むことなのだということ。そんなイエスを十字架につけようとしたのは、律法に従って生きようとしていた人たちでした。彼らは群衆を巻き込み、人びとは彼らに乗せられて「十字架につけろ」と叫び、イエスを十字架につけてしまったのでした。

人は誰もみな、完全な人などいません。しかし、神さまと同じ存在であるイエスを裁き、そして十字架につけてしまったのは、わたしたち人間でした。それでもなお、神さまはご復活を通して、わたしたちを見捨てることなく、赦し、そして一人ひとりと共に歩んでくださっています。そのことに感謝しながら、神さまのいつくしみに支えられて、わたしたちもまた新たな一歩を踏み出していこうではありませんか。

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

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主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun     9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

<お問合せ> 教会事務所 (045)973-4100 FAX(045)979-0506

 お問い合わせ・ご質問は、教会事務所までご連絡ください

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土曜日       午前10時~午後17時30分

日曜日       午前10時~午後1時

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巻頭言 2019年3月

3月 1st, 2019   •   no comments   

 

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

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            2019年3月      

よき便り

 

立ち返ろう歩み始めるとき

 

カトリックの典礼暦は、復活祭に向けて四旬節を迎えています。四旬節は、イエスが荒れ野で40日間を過ごした後、悪魔からの誘惑を退けられたことを思い起こし、復活の主日の前、6回の主日を除いた40日間を、神さまへと立ち返る期間としています。この期間は「改心」の期間と誤って表記されていることもありますが、自分の心を改めるのではなく(もちろんそれも必要ですが)、自分の行いや気持ちを神さまへと向け直し、神さまの望んでいるものへと回帰する『回心』の期間です。

 

だからこそ、この期間の福音書は、 神さまへと立ち返ることをテーマにした個所が読まれていきます。四旬節第4主日のミサでは、ルカによる福音書からイエスが話した放蕩息子のたとえが読まれます。父親から財産を分け与えられた兄弟の弟は、それを金に変えて、放蕩の限りを尽くして使い果たしてしまった時に、自分を反省して「もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください」と伝えようと、父親の元へと帰っていきます。

 

父親は、帰って来る息子を見つけ、着るものを着せ、履物を履かせ、祝宴を開いて肥えた子牛を屠ります。もちろんこんなことがあれば、父親の元で暮らしてきた兄にとっては面白くありません。「自分には友達と宴会をするのに、子山羊一匹すらくれなかった」と不平を漏らします。これに対し、父親が話したのは次のようなことでした。

 

「お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。」(ルカによる福音書15・32)

 

父親が祝宴を開いてまで喜んだのは、弟が父親の元に帰ろうと決めたこと、もう息子でもないから雇い人にしてくれと自分を捨てて戻ってきたことでした。兄は、父親とともに生きてきました。父親にとっては、ともに生きている毎日が喜びであり、そこに弟が加わることに、より大きな喜びを見出したのでした。

 

この父親の思いは、わたしたち一人ひとりに対する、神さまの思いです。自分を見つめ、行いを悔いて、神さまのところに戻ってくる人たちが、ともに歩み生きてくれることに喜ぶのです。それも、 戻ってきたときに初めて喜ぶのではなく、戻ろうと歩み始めた時から、神さまの方から見つけ、駆け寄り、喜び招き入れるのです。

 

戻ろうと決めたときには、すでに赦されている。そんな神さまのいつくしみに感謝しながら、この回心の時を過ごしてまいりましょう。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

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主日のミサ 土曜日 Sat 17:00
日曜日 Sun     9:30

平日ミサの日時につきましては教会事務所までお問い合わせ下さい。

所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

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