よき便り 2016年7月

6月 28th, 2016   •   no comments   

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!       

                                                                                                    2016年7月カトリック藤が丘教会

よき便り(2016年7月)

本物の救いと偽物の救い

 昨年、民放の「しくじり先生」という番組で、歌手の辺見マリさんが宗教詐欺師に騙されて、総額5億円をだまし取られた事件の顛末を紹介して話題になりました。今月はこの話を取り上げて、「本物の救いと偽物の救い」について考えましょう。

 辺見さんは19才で歌手デビューして一躍人気者になりましたが、22才で人気歌手の西郷輝彦さんと結婚して芸能界を引退し、その後2児をもうけました。しかし31歳で離婚したので、芸能界に復帰します。その精神的に不安定な時期に、マネージャーから「神様と話ができる拝み屋」を紹介されました。拝み屋は、善良で無害な婦人を装って近づいてきます。そこから、2人の拝み屋とマネージャーを中心とする詐欺師たちのグループが、巧妙な手口で辺見さんを少しずつ洗脳していきます。まず、拝み屋が超能力を持っていると辺見さんに信じ込ませます。そして辺見さんの不安をあおりながら、神様への巨額の献金を要求し始めます。更には、詐欺師集団の「修行」の共同生活に巧みに辺見さんを誘い込みます。そして38才になった辺見さんは芸能界から引退させられて、社会と断絶することになります。

 その後、拝み屋が交代します。新たな拝み屋は辺見さんに、「お金を捨てて身を浄める」ことを勧め、その手段としてマカオのカジノでギャンブルをさせて、お金を巻き上げます。マカオに飛ぶこと25ないし26回。こうして辺見さんは13年間にわたって洗脳され続け、総額5億円をだまし取られてしまったのです。こうして財産をすべて失った辺見さんを、詐欺師たちは社会に復帰させて、更に稼がせようとします。これが、辺見さんの目覚めのきっかけになりました。それは、拝み屋に勧められて辺見さんが開設した「ダイエット教室」の生徒たちの入会金の総額、約2000万円を拝み屋が持ち逃げしたからでした。自分を信頼している生徒たちの金を拝み屋が奪ったために、辺見さんは心底怒り、洗脳から覚めたのです。

 この話から、私たちは何を学ぶべきでしょうか。辺見さんは自分の性格として、責任感が強いしっかり者、頑固で負けず嫌い、完璧主義という3つを挙げています。そして、そういう性格の人が洗脳されやすいのだ、と視聴者の注意を促しています。しかし、そのような性格は、決して悪いものではありません。本当の問題は、それとは別のところあるのではないでしょうか。

 彼女はとても不安定な精神状態にあった時に、無意識的に「救い」を求めて、絶対的な存在に頼ろうとしていたのでしょう。不安定な精神状態は誰でもが陥るものであり、「救い」を求めることも、人間の自然な心の傾きであって、決して悪いことではありません。辺見さんの間違いは、「偽物の救い」にとらわれたことにある、といえるでしょう。私たちキリスト信者の信仰によれば、人間が超能力を持つとか、神様と対話できるなどということはありえません。仏教徒だって、イスラム教徒だって、そんなバカな話は信じません。そのような怪しげな「偽物の救い」によって、心の不安を取り除こうとするのは、人間の「心の弱さ」の現れですが、本物の宗教による「本物の救い」を知らないからでもあります。辺見さんには「偽物の救い」ではなくて、「本物の救い」を究明してほしかった。わたしたちは心からそう思います。

 キリストの教会は、社会に対して開かれた共同体です。より多くの方がたが、わたしたちのカトリック藤が丘教会の門を叩かれることをお待ちしています。興味を持たれた方は、ぜひ日曜日のミサを覗きにいらして下さい。

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所在地 Address 東急田園都市線「藤が丘」駅下車、徒歩約7分 横浜市青葉区柿の木台1-2

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よき便り 2016年6月

5月 31st, 2016   •   no comments   

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2016年6月カトリック藤が丘教会

 

よき便り(2016年6月)

宮型霊柩車、ウランバートルを走る

 民放テレビの最近のある報道番組で、高級な宮型霊柩車が中古自動車販売店で、一台わずか10万円で売り出されているという話題が取り上げられました。あの御神輿のようなものを載せた霊柩車は最近ほとんど使われなくなったので、お払い箱になってしまったのです。

 

 これに目を付けたのが、かつて日本の角界で技巧派力士として活躍し、現在はモンゴルで政治家として活躍している旭鷲山関です。かれはその情報を得て、モンゴルのお坊さんたちに宮型霊柩車を輸入することを勧めましたが、これが大成功しました。モンゴルの人たちはそのカッコよさを賞賛し、チベット仏教の坊さんたちは、これが人々の信仰心を高揚させるのに役立つと言って大喜び。かくて、モンゴルの首都ウランバートルでは多数の宮型霊柩車が走り回っているのだそうです。

 

 ところで、日本ではなぜ宮型霊柩車が使われなくなったのでしょうか。報道によれば、それは「宮型霊柩車が『死』を連想させる」といって火葬場周辺の住民の自治会が火葬場に廃止の陳情を行なう、という動きが全国的に広まったからなのです。住民パワーによって、宮型霊柩車は日本ではお払い箱にされたのです。

 

 しかし「死を連想させるから排斥する」というのは、如何なものでしょうか。人は皆、死ぬのです。この厳然たる事実から目を背けてはなりません。また、よほど幼い人でない限り、人の死に立ち会ったことのない人はいないはずです。亡くなった方が、両親、祖父母、友人、先輩、先生など、自分にとっと大切な人だった場合、私たちは必ず亡くなった方の生前の様子や言葉を思い起こし、その方々の死後の安らぎを願うことでしょう。亡くなった方が見知らぬ人であった場合でも、私たちは死者への敬意を忘れるべきではありません。私たちは「死」が自分たちにとって意味することを深く考え、私たちなりその意味を理解するべきです。そうして初めて、私たちの「生」が意味づけられ、私たちは生き生きと生きることができるのではないでしょうか。

 

 人間にとっての不条理である「死」を「生」との関連で意味づけ、人生の目的とより良い生き方、そして「死を超える希望」を教えるのが、宗教本来の意義です。そしてキリスト教は、神の子であるイエス・キリストの「死」と「復活」をとおして、キリストを信じる者たちに「死を超える永遠の命」が神から与えられるようになった、と教えます。キリスト信者は、こうして「救いの希望」を抱き、キリストが説いた「愛の教え」に導かれながら「聖なる生」を実践し、肉体的な「死」を乗り越えて行くことができるのです。

 

    キリストの教会は、社会に対して開かれた共同体です。より多くの方がたが、私たちのカトリック藤が丘教会の門を叩かれることを、お待ちしています。興味を抱かれた方は、ぜひ日曜日のミサを覗きにいらして下さい。

 

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よき便り 2016年5月

4月 30th, 2016   •   no comments   

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2016年5月カトリック藤が丘教会

よき便り(2016年5月)

洗礼について
 カトリック教会では、毎年の「主の復活の主日」の前夜に洗礼式が行われます。今年も多くの志願者が洗礼を受け、教会共同体に迎え入れられました。まことに喜ばしいことです。しかし、なぜ復活祭の前夜に洗礼式が行われるのでしょうか。それは志願者の洗礼が、イエス・キリストの「死と復活」と、意味の上で深く結びついているからです。

 

 「マタイによる福音書」28章19・20節によれば、復活されたイエスは、天に昇っていく前に、弟子たちに次のように告げました。「あなたがたは行って、すべての民を私の弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」と。これは、イエスが弟子たちを宣教の活動に派遣した瞬間を描いており、「洗礼」が人を「イエスの弟子」にする「恩寵のしるし」であることが明らかにされています。

 

 新共同訳聖書は「洗礼」に「バプテスマ」というルビをふって、そのギリシャ語の原語を示しています。これは本来、「どっぷりと沈める」ことを意味します。実際、古代教会では入信者を全身どっぷりと水に沈めましたし、今でもバプテスト派は全身浸礼の入信式を行ないます。その場合には入信者は、物理的にも「死にそうな思い」をするのですが、洗礼によって入信者は、過去の自分において死に、新たに生まれ変えられるのです。

 

 使徒パウロは「ローマの信徒への手紙」6章4節で次のように言います。「私たちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです」と。イエスは「多くの人の身代金として自分の命を捧げるために」(「マルコによる福音書」10章45節)父なる神によってこの世に送り込まれて、十字架につけられて死に、3日後に父なる神によって復活されました。現代のカトリック教会は全身浸礼を行ないませんが、洗礼を復活祭の前夜に設定することによって、入信者がしっかりと受洗の意味を理解して、心の準備をするように導くのです。

 

 洗礼は「父と子と聖霊の名によって」授けられます。父なる神によって地上に派遣されて、人類の罪を贖い、神の限りない恵みのみ旨を伝えたイエスは、復活して天に昇られる前に、父のもとから「聖霊」つまり「神の息吹」を送ると約束されました。キリストの昇天後、使徒たちはキリストには会えなくなりましたが、「聖霊」の導きのもとで宣教活動を行なったのです。父なる神と、子たるイエスと、聖霊は、そのような意味で一体的に捉えられます。そして、受洗者たちは、洗礼式を通して、キリスト信者の共同体への加入し、また「聖霊」に導かれて、キリストの福音宣教の活動を担うことになるのです。

 

 キリストの教会は、社会に対して開かれた共同体です。より多くの方がたが、私たちのカトリック藤が丘教会の門を叩かれることを、お待ちしています。興味を持たれた方は、ぜひ日曜日のミサを覗きにいらして下さい。

 

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