よき便り 2018年2月

2月 1st, 2018   •   no comments   

 

カトリック藤が丘教会へようこそ

Welcome to Fujigaoka Catholic Church!          

                            2018年2月カトリック藤が丘教会      

よき便り

 

神さまの思いへと回帰するとき

 

今年のカトリック典礼暦は、2月後半から四旬節に入ります。四旬節は、復活祭前の日曜日を除いた40日間の回心の期間です。この期間を通して、自分の生活や信仰を見つめ直しながら、黙想することが薦められています。

 

“回心”とひとことで言いますが、これはどういうことでしょうか。よく自分の間違っていた心を改める“改心”と間違って理解されます。もちろん、自分勝手な思いや言葉、行いを自ら改めていくことは大切なことです。しかし、神さまは、わたしたちがどんな思いの時も、どんな状態のときも、常に一人ひとりを見守り続け、また立ち返ろうとする人を赦してくださる。そのことを思いながら、自分中心の思いで回っていた心を神さまの思いへと回帰させる。そこに「回心」の本質があります。

 

福音書では、イエスが福音宣教をする公生活に入っていく時を迎えたとき、まずヨハネから洗礼を受け、さらに四十日間 荒れ野に出かけたと伝えています。この荒れ野での出来事が、四旬節第1主日の福音書で読まれます。

 

“霊”はイエスを荒れ野に送り出した。イエスは四十日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。(マルコによる福音書1・12〜13)

 

聖書の中での40という数字は「充分に長い」「充分に大きい」「充分に多い」を示しています。イエスは1ヶ月以上も何も食べずに荒れ野にいたというより、充分に祈る間は断食して荒れ野におられたのでしょう。マルコによる福音書は、荒れ野にいたイエスを天使たちが仕えて守ったと伝えましたが、サタンの誘惑については何も書いていません。この誘惑は、マタイによる福音書とルカによる福音書に記されています。順番に違いはありますが、3つの誘惑があったようです。

 

断食で空腹を覚えられたイエスに、石がパンになるように命じたらどうだと試したこと。高い場所から飛び降りたら天使たちが支えるだろうとそそのかしたこと。そして、高く引き上げた後に世界を見せ、それらの国々の権力と繁栄を与えようと話したこと。

 

これらのサタンの誘惑に対し、イエスは「人はパンだけで生きるものではなく、神から出る一つ一つの言葉で生きる」「あなたの神である主を試してはならない」「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」と、イエスは自分の思いではなく神さまの思いを実現しようと、聖書の言葉を引用しながら一つ一つ退けていかれたのでした。

 

神さまに立ち返ろうとするとき、こんなわたしが神さまと出会えるだろうかと不安になったり、こんなわたしが神さまに会うなんてとんでもないと思ったりするかもしれません。救い主イエスは、まさにそうした一人ひとりの思いを担い、十字架の受難を通してわたしたちを解放してくださいました。救い主イエスのご復活を待ち望みながら、この回心の時を過ごしてまいりましょう。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。                                                                                                                                                              過去の巻頭言・よき便り一覧はコチラから閲覧できます.

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よき便り 2018年1月

12月 21st, 2017   •   no comments   

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よき便り

主の呼びかけに気づき共に歩む

 

新たな年を迎えました。今年も神さまからの豊かな恵みが与えられますように。

 

ご降誕の季節が終わると、典礼暦はしばらくの間「年間」の期間に入ります。年間第2主日に、印象的な個所が読み上げられます。

 

まず、第1朗読では、神の箱が安置された主の神殿に寝ていた少年サムエルに、三度、主が呼びかけられた場面が描かれています。

 

サムエルにとって、生まれて初めての主の呼びかけでしたが、それに気づかず、祭司エリから呼ばれたと思い、神殿から起き出して「お呼びになったので参りました」と話します。エリもまた、主を知らないサムエルに主が呼びかけられたとは気づかず、「戻っておやすみ」と寝かしつけようとします。しかし、同じことが三度続いたことで、エリは主が呼びかけられたと悟り、サムエルに大切なことを伝えたのでした。

 

「もしまた呼びかけられたら、『主よ、お話しください。僕(しもべ)は聞いております』と言いなさい」(サムエル記3・9)

 

主は再度呼びかけられ、サムエルはエリに教えられた通りに答えます。主はサムエルと共におられるようになり、サムエルは主の言葉を伝える預言者として成長していきました。このように、第1朗読では、主が直接呼びかけられました。しかし、福音朗読では預言者ヨハネの言葉によって、2人の弟子が主イエスと出会います。

 

ヨハネはイエスが歩いておられるのを見て二人の弟子に「見よ、神の子羊だ」と伝えます。二人の弟子はそれを聞いて、イエスに従った(ヨハネによる福音書1・37)とあります。

 

どこに泊まっておられるかをたずねる彼らに、イエスは「来なさい。そうすれば分かる」と答えます。そして、その日、彼らはイエスのもとに泊まりましたが、そこでイエスが何を話されたのか、それとも何も話さなかったのか、それについて聖書は伝えていません。しかし、彼らの一人アンデレは、のちに兄弟シモン・ペトロに会って「わたしたちはメシアに出会った」と伝え、ペトロをイエスに引き合わせることを担っていきます。

 

この2つの出来事は、たとえ主を知らない人であっても、その時が来れば、主は誰かを通してきっと呼びかけてくださるということを表しているのではないでしょうか。たとえその時に呼びかけに気づかなくても、きっと何度も何度も繰り返し呼びかけ続けてくださいます。神さまのいつくしみに感謝しながら、呼びかけられていると伝えられた時に、主と共に歩み始めることができますよう祈り続けていきたいと思います。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

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よき便り 2017年11月

11月 30th, 2017   •   no comments   

 

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2017年1月カトリック藤が丘教会 

よき便り

 

準備して主を待ち望む

 

11月の福音朗読では、わたしたち一人ひとりが、神さまとどう向き合って日々の生活をしていかねばならないのかが語られています。

 

『律法学者とファリサイ派の人々を非難する』(マタイによる福音書23・1〜12)の個所では、イエスは人びとに対し、律法学者やファリサイ派の言う事はすべて行い、守りなさいと話します。当時、神様との約束である旧約聖書の教えを厳密に知っていた彼らの言うことは、信仰に正しいことでありました。しかしイエスは、ただ単に「守りなさい」とは言わず、「すべて行い、守りなさい」と人びとに勧めたのでした。 そのうえで、イエスは、律法学者やファリサイ派の指導者たちの行いは見倣ってはならないと非難しました。それは、彼らが、人びとが守りきれないような厳密な約束を押しつけるだけで、自分たちでは実行しなかったからでした。

 

イエスは、わたしたち一人ひとりに、教えを知るだけでなく、実行しなさいと呼びかけられました。でも、忙しい日常に身を置いているわたしたちは、面倒なことを先延ばしにしたり、少しでも楽をしたいと都合よく考えたり、自分勝手に過ごしてしまいがちです。いつか必要になると知っていたとしても、突然必要になった時に準備されていなければ何の意味もありません。

 

『「十人のおとめ」のたとえ』(マタイによる福音書25・1〜13)では、花婿が到着したときのために前もって灯火の油を準備していたおとめたちは婚宴に招かれ、準備をしていなかったおとめは主人によって婚宴会場から締め出されてしまいます。その個所に続く『「タラントン」のたとえ』(マタイによる福音書25・14〜30)では、主人が預けたお金を主人が帰ってくるまでにどう活かしておいたかが紹介されます。預けられたお金を少しでも多くしようとした僕たちは褒められ、預けられたものをそのまま隠し持った僕は取り上げられて、少しでも増やす僕に分け与えられます。

 

父である神さまは、常に一人ひとりに呼びかけられ、その人に応じた恵みを無条件に与え続けてくださっています。日頃から準備をしておけばよかったと後悔することのないように、せっかく分け与えてくださった恵みをどうするか。わたしたち一人ひとりが向かい合って準備しておく必要があるのではないでしょうか。

 

「だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから」(マタイによる福音書25・13)

 

神さまからの恵みに感謝し、その恵みを少しでも活用しながら、また新たな気持ちで神さまに出会える日を待ち望みたいと思います。

 

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