主との交わりに生きる

カトリック藤が丘教会・主任司祭

今日は天気もよく、大変暑い一日になりました。このところ、不安定な気象状況で、ニュースでは関東地方の集中豪雨や落雷の被害などが報じられています。台風の情報もあります。7月も終わり、いよいよ8月になりますが、相変わらずコロナの感染拡大が止まりません。しかし、まもなくピークを迎えようとしていることなどが予想されています。

夏休みに入った子供たちはどのように過ごしているのでしょうか。熱中症の心配もありますが、夏休み前には子供たちのコロナの感染拡大が伝えられていました。幼稚園でも感染者があると聞いています。藤が丘教会でも身近に接している方々の感染が報告されています。コロナが今までになく大変近くなった感じです。わたしも初めてPCR検査を受けました。

いつまでもコロナに振り回されているわけにはいきません。教会の活動停止は何もしないのですから楽と言えば楽なのですが、しかし大変もどかしく感じます。また、勉強会や集まりがなく、とても寂しい教会になっています。教会でさえこのような状況です。ひとり暮らしの方々はどのような毎日を過ごしているのでしょうか。

毎日の生活で、会話がない生活は問題ではないでしょうか。会話は人と人の交わりにおける根本的な要素です。交わりこそ人間の本姓に基づく人間のあり方です。聖書の天地創造の話からすれば、神が人間をご自分の似姿として造られたのは交わりのためです。神と人間、人間同士の交わり、それはいまやキリストにおける交わりとしてわたしたちに示され、促されています。交わりこそ人間の求めることであり、孤独は敵です。孤独との戦いに打ち勝つべく、ともに歩む戦いを始めましょう。

信仰によって私たちは主との交わりに生きるものとされました。愛の神といのちの交わりを持つことは、わたしたちがまさに愛に生きることです。それはキリストによって、キリストとともに、キリストのうちに生きることです。神の救いの御業に豊かに預かることができますように、神の祝福と恵みを祈ります。

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

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