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2017年11月

よき便り

準備して主を待ち望む

 

11月の福音朗読では、わたしたち一人ひとりが、神さまとどう向き合って日々の生活をしていかねばならないのかが語られています。

 

『律法学者とファリサイ派の人々を非難する』(マタイによる福音書23・1〜12)の個所では、イエスは人びとに対し、律法学者やファリサイ派の言う事はすべて行い、守りなさいと話します。当時、神様との約束である旧約聖書の教えを厳密に知っていた彼らの言うことは、信仰に正しいことでありました。しかしイエスは、ただ単に「守りなさい」とは言わず、「すべて行い、守りなさい」と人びとに勧めたのでした。 そのうえで、イエスは、律法学者やファリサイ派の指導者たちの行いは見倣ってはならないと非難しました。それは、彼らが、人びとが守りきれないような厳密な約束を押しつけるだけで、自分たちでは実行しなかったからでした。

 

イエスは、わたしたち一人ひとりに、教えを知るだけでなく、実行しなさいと呼びかけられました。でも、忙しい日常に身を置いているわたしたちは、面倒なことを先延ばしにしたり、少しでも楽をしたいと都合よく考えたり、自分勝手に過ごしてしまいがちです。いつか必要になると知っていたとしても、突然必要になった時に準備されていなければ何の意味もありません。

 

『「十人のおとめ」のたとえ』(マタイによる福音書25・1〜13)では、花婿が到着したときのために前もって灯火の油を準備していたおとめたちは婚宴に招かれ、準備をしていなかったおとめは主人によって婚宴会場から締め出されてしまいます。その個所に続く『「タラントン」のたとえ』(マタイによる福音書25・14〜30)では、主人が預けたお金を主人が帰ってくるまでにどう活かしておいたかが紹介されます。預けられたお金を少しでも多くしようとした僕たちは褒められ、預けられたものをそのまま隠し持った僕は取り上げられて、少しでも増やす僕に分け与えられます。

 

父である神さまは、常に一人ひとりに呼びかけられ、その人に応じた恵みを無条件に与え続けてくださっています。日頃から準備をしておけばよかったと後悔することのないように、せっかく分け与えてくださった恵みをどうするか。わたしたち一人ひとりが向かい合って準備しておく必要があるのではないでしょうか。

 

「だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから」(マタイによる福音書25・13)

 

神さまからの恵みに感謝し、その恵みを少しでも活用しながら、また新たな気持ちで神さまに出会える日を待ち望みたいと思います。

 

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

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