洗礼を受けておらず、信者ではないのですが教会のミサに参加することはできますか?

信者ではなくても、教会はすべての方に開かれていますので、どうぞ遠慮なくお越しください。日曜日の主日ミサには、下記腕章または名札をつけた当教会の案内係りの者がおりますので、ご不明点がありましたら、お気軽にお声をおかけください。

案内係の腕章・名札
ミサに参加したいのですが、持ち物は何か必要でしょうか?

持ち物は、特に必要ございませんので、教会に到着されましたら2階の聖堂までお進み頂きまして、空いている席にお座りください。ミサ冊子と聖歌集は、2階・聖堂前の棚に置いてございますので、1部づつお手に取っていただきまして、ミサにご参加ください。

冊子は聖堂入り口、歌集は聖堂外の本棚にございます。
左から「1.今週のお知らせ」「2.典礼聖歌集」
「3.カトリック聖歌集ラウダーテ」「4.ミサ冊子」
(クリックすると大きな画像を参照できます)
洗礼を受けるには、どのような準備が必要になりますか?

「洗礼」は、イエス・キリストが残していって下さった最大の恵みです。わたしたち自身の力ではどうしても手に入れることのできない究極の救い、すなわち、神との一致をもたらす恵みと私たちは信じています。イエスはこの尊い恵みを使徒たちを礎とする教会にお委ねになりました。そのため洗礼を受けるということは、キリストの教会に加入し、教会と共に人生を歩み始めることでもあります。

洗礼を受けるには、この恵みがどのようなものであるかをよく知っていただいた上で、自由な意思で洗礼をご希望する必要があります。当教会では、約一年の「キリスト教入門講座」に参加して、ご一緒に聖書をはじめ、キリストの教会に伝えられてきた信仰の中身を学びます。入門講座は、毎年復活祭後、4~5月に始まります。そして一年の学びの後の復活祭において洗礼の恵みを受けます。入門講座の内容や開講日時などについては、このHPをご覧になるか、教会事務所にお問い合わせください。

カトリック教会とはどのようなところでしょうか?

 キリスト者とは、ナザレのイエスがキリスト(救い主)であると信じる人々です。新約聖書の福音書は、イエスに選ばれた使徒たちの信仰の伝承を文章化したものです。イエスの死と復活以後、数10年のうちに当時のローマ帝国の各地にキリスト者の教会が形成されました。

 カトリックとは、「全ての人に開かれている」「普遍的」という意味です。カトリック教会は、使徒たちから受け継いだ「信仰の恵み」と教会の伝統を、人々に誤りなく伝えていくことに努力してきました。カトリック教会は、使徒ペトロの後継者であるローマ教皇の下に一つに結束し、聖書と典礼祭儀を大事にしてきました。16世紀以後カトリック教会から分かれたプロテスタントは、聖書を大事にしますが、その解釈において様々であり、たくさんのグループに分かれていきました。しかし、プロテスタントはイエスをキリストだと信じる信仰において、カトリックと変わるところがありません。だからカトリックはプロテスタントを「分かれていった兄弟姉妹たち」と呼びます。現代のカトリック教会は、プロテスタント諸派と一致するための運動を地道に展開しています。

ミサの流れを教えてください

ミサとは、キリスト者がキリストの死と復活を記念し、その復活の恵みを感謝する祭儀です。ミサを司どるのは司教や司祭ですが、それを捧げるのは信者全体です。
ミサの流れは次のようになります。

① 開祭
  開会挨拶・回心の祈り・栄光の賛歌・集会祈願

② 言葉の典礼
  聖書朗読・聖歌・説教・信仰宣言・共同祈願

③ 感謝の典礼
  供え物の準備・感謝の祈り・聖体拝領

④ 閉祭
  お知らせ・派遣の祝福


その祭儀の最後の派遣(ミッシオ)から、ミサという言葉が生まれました。未信者の方は、②の共同祈願の後の献金をする必要はございません。
また、聖別されたパン(聖体)を頂くこと(拝領)はできませんが、司祭による祝福を受けることができます。

教会で結婚式を挙げたいのですが、信者ではなくても可能でしょうか?

もちろん、信者ではなくても、教会で結婚式を挙げることができます。様々な結婚式場で執り行われているキリスト教式結婚式そのものは、カトリック教会から始まり、元来はカトリックの伝統ある大事な式でした。

結婚式を執り行う際の聖堂

カトリックで結婚式を挙げる際は、下記の「結婚準備講座」を受講いただく必要がございます。二人が合意して結婚しようと思っているのに、わざわざ「準備講座」を受講しなければならない、というのはいささか不思議に感じるかもしれません。この結婚準備に向けた各種講座は、いずれのカトリック教会でも行われている非常にユニークな取り組みであり、お二人の結婚に強い責任を持って臨んでいる証でもあります。結婚準備講座そしてカトリック教会での結婚式を通じて、お二人の結婚が、より実り豊かになるよう教会は喜んでサポートします。

<結婚準備講座>

  • 主任司祭と相談の上、計3回の結婚準備講座を実施します。
  • 3回目の結婚準備講座では、リハーサルも行い、本番の流れを確認します。

<結婚式>

当教会の結婚式は、基本的には土曜日に執り行われます。当日は、主任司祭の司式で、パイプオルガンの演奏、聖歌隊の歌うカトリック聖歌に包まれた厳かな雰囲気の中で、お二人の変わらぬ愛を神と参列者の前に誓います。
結婚式の実施日や各種手続き等の詳細につきましては、何なりと教会事務所へお問い合わせください。