待降節を迎えて

主任司祭 鵜飼好一

待降節が11月27日から始まり教会の典礼歴では早々と新しい一年が始まりました。3年サイクルの典礼歴A年、マタイの年です。今年は、待降節第一主日から、10月に日曜日のミサ後に準備をしてきた、新しいミサの式次第が適用され、始まっています。司祭も信徒も慣れるまでには少し時間がかかるでしょう。新しい式次第に一日も早くなじむことができればいいですね。

かつて、2015年12月からの一年、「いつくしみの特別聖年」がありましたが、今年から始まった新しいミサの式次第で、あわれみの賛歌の言葉が「あわれみ」から「いつくしみ」に変わったことが印象的です。特別聖年では、神のいつくしみを味わい、神のいつくしみを一人一人が証しするように促されていました。イエス様のお顔にこそ、このいつくしみはあふれ出ています。イエス様はご自分のお姿をもって父である神のいつくしみを人々に証しました。キリスト者である私たちはいつくしみ深いイエス様と出会い、神のいつくしみを知り、神のいつくしみを告げ知らせるように呼ばれています。

待降節はイエス様のご降誕を祝う準備の期間ですが、主のご降誕の出来事のうちに示されている神のいつくしみ深い愛を私たちが味わうことができれば幸いです。イエス様の教えは、「神は愛なり」と一言でいうこともできるでしょうが、その愛をいろいろな言葉を付け加えて表現します。いつくしみ深い愛、あわれみ深い愛、情け深い愛、忍耐強い愛…。

12月はたいへんせわしい月でもあるかと思いますが、神様の愛を深く味わうと同時に、人々が交わりを深め、お互いの間の愛を改めて交換し合い味わう時でしょう。クリスマスのプレゼントはそれを象徴しています。皆、「どうしたらこの人を喜ばせることができるか、あの人を喜ばせることができるか」と身近な人々の喜ぶ姿を思い描きながらプレゼントの準備をいたします。愛の交わりが具体的なしるしを通して深められます。本当に、この季節ならではの特別な恵みの時です。

特に、クリスマスは家族のきずなを深める時です。きっと、皆さんは一人ひとり心に残るクリスマスの思い出がそれぞれあるのではないかと思います。今年もそんな思い出に残るようなクリスマスを多くの人が過ごせるように神さまのお恵みを祈ります。また、普通の暦では一年の最後の月なので、一年の締めくくりと新年に向けての良い準備ができますように祈ります。父である神が最愛の御子を私たちのために遣わしてくださったことを感謝し、救いのみわざを共に賛美いたしましょう。

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

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