10月巻頭言『お詫びとお礼』

主任司祭 鵜飼好一

今月は巻頭言の更新が半月ほど遅れてしまいました。お詫びします。その経緯を以下に簡単に報告させていただきます。
 
9月22日の日曜日に緊急入院と言うことで藤が丘昭和医大病院に一週間入院しました。蜂窩織炎(ほうかしきえん)という疾患で、右足の膝下(しっか、ひざした)が真っ赤に腫れ上がり、安静が求められました。10月1日(火)に退院はしましたが、治ったわけではなく、入院中の点滴が投薬に代わっただけです。ウイルス性の疾患と言うことで、治療はもっぱら抗生物質の投与による治療で今も続いています。数人の経験者の情報によると治るまで約一ヶ月かかると言うことでしたので、教会の仕事は毎日のミサをはじめ、勉強会など一切休ませていただいています。電話もお断りしていました。日曜日のミサだけは行いました。その際少しだけ病状について説明させていただきましたが、信徒の皆さまにはお祈りしていただき、ありがとうございました。
 
今まで生涯を通じて、入院の経験はほとんどありませんでしたので、わたしにとっては新しい経験でした。入院するつもりで病院に行ったのではなかったのでほとんど何も持たず入院しました。保険証とわずかばかりのお金だけ持っていました。肉親以外は面会ができないと言うことで、教会の誰とも面会できず外部とのコンタクトは最初の三日間は緊急病棟でディン君が一度だけ面会できただけで、一切できませんでした。水曜日の朝病室が変わり、九階の四人部屋に移りました。それでようやく公衆電話で教会と司教館に連絡を取ることができました。しかし、病状としては水曜日に炎症が右足膝下全体に拡がってから二週間ほどは実感としてほとんど良くなっていない様に感じていました。もちろん退院できたのは点滴による治療で炎症反応が治まりつつあるという血液検査の結果があったからです。
 
そんなわけで、三週間が経ち、ようやく痛みも薄らぎ、歩くことも楽になってきましたが、今は薬のせいか軽い目眩と吐き気を感じています。
 
入院当初、病院には絶対行きたくないと言い張っていたのですが、吐き気がひどく何度も嘔吐しました。体温を測ってみると40度の熱がありました。この熱は丸2日ほど続いたのですが、その後はずっと平熱に戻っています。病院ではじめに診察を受けたときに右足首10センチほどが赤く腫れていました。蜂窩織炎と言うことが解って、即入院となったのですが、今では、無理に病院に連れてきてくださった信徒の方々に感謝しています。ウイルス性の疾患と言うことで抗生物質の投与による治療が遅れればもっと大変な状況に陥っていたかもしれません。ありがとうございました。また、入院したその週は葬儀が予定されていましたので心配しましたが教会の評議会の方々が適切な対応をしてくださったことを感謝しています。

病床ではいろいろなことを考えさせられました。考えたことを少しずつ整理していけたらいいなと思っています。

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