巻頭言2022年1月

新年を迎えて

カトリック藤が丘教会主任司祭

主のご降誕と新年おめでとうございます!

皆さんは新しい年を迎えて、きっと沢山の夢を描いて、期待や不安な気持ちをいだいていることでしょう。コロナウイルスの心配はまだまだ続いています。しかし、世間ではいろいろな新しいことが動き始めている感じがします。教会も前向きに、いろいろな活動を再開していこうと準備を始めています。溜め込んだエネルギーを大きな力にして、教会の使命を果たしたいと思います。

教会に対して個人的にきっと様々な思いがあると思いますが、教会共同体としてどのような教会像を共有できるか一緒に考えることができれば幸いです。

司教様は「交わりとしての教会」を目指すようにわたしたちに目標を掲げておられます。根本的な教会像は「交わりとしての教会」です。今も、「信仰を伝えることのできる共同体」「祈ることのできる共同体」「愛を伝えることのできる共同体」という三つの柱は変りません。そのために、わたしたちの共同体は「みことばに照らされて導かれる」ものとならなければならないでしょう。

元旦には皆「初日の出」を期待します。イエスさまの誕生は教会にとって「初日の出」のようです。暗闇を打ち破って明るく照らす光としてイエスさまがわたしたちの教会を照らし導いてくださるよう祈ります…。第一に「イエスさまと共にあってイエスさまに照らされた明るい教会」を目指していきましょう。

光であるイエスさまはその「みことば」をもってわたしたちを照らし導いてくださいます。「みことば」に照らされた教会になるように、主のみことばにいつも耳を傾け、主の声を聞くことができるように…。第二に「みことばを聴く教会」を目指しましょう。そのためには典礼の中心であるミサをこれからも大切にしたいと思います。

祈りを大切にすると同時に、聖書のみことばをより良く聴くために、聖書に親しむ機会を大切にできれば幸いです。勉強会の機会も大いに活用できるようにと願っています。信仰を深めるための勉強はとても有意義なものです。これまでも多くの方々が勉強会に出ておられますが、さらに充実したものとなれば幸いです。今も生きておられるイエスさまとの出会いと一致を深めることができますように…。第三に「みことばを学ぶ」ことを大切にする教会を目指しましょう。

主が共に歩んでくださることを心から信じ、信仰によってしっかりと主に結ばれた教会になりますよう…。みことばの力を信じて歩む教会になりましょう。

キリストの教会は社会に開かれた共同体です。より多くの人々がわたしたちのカトリック藤が丘教会の扉をたたかれることをお待ちしております。興味を持たれた方は是非日曜日のミサにいらして下さい。

ボタンを押すとSNSのフォローができます