春を迎えて

主任司祭 鵜飼好一


3月になり、本格的な春を迎える季節になりました。あちこちに梅の花が咲いています。もうじき桜の便りも届くでしょう。寒さには弱いので、とても嬉しく感じます。最近はコロナの話題も以前に比べるとずっと少なくなったようです。2月のニュースではトルコ・シリア大地震の話題が大きな話題でした。もちろんウクライナ戦争の話題も続いています。さらに北朝鮮のミサイル発射など暗いニュースが多い中、少しでも明るい気持ちになれるような嬉しいニュースを聞くとわたしたちの心はホッとします。春の便りもその一つです。

教会はと言えば、今年も四旬節を迎え、復活祭に向けて準備が始まっています。3月は年度末と言うこともあって毎年何かとせわしい月です。一年の締め括りと新しい出発に向けた準備をしなければなりません。聖週間に向けての準備が始まりましたが、コロナ禍も新しい局面を迎えていて、教会の活動もいろいろと始まっています。長い休みの後でようやく何かが新しく始まる、そんな
雰囲気になってきました。とても嬉しいことです。

教会では復活祭が一年のうち一番大きな祝日なので、復活祭の前後で大きな変化があります。東京教区では1月に人事異動の発表が既に行われていると聞いていますが、横浜教区では2月の司祭の集まりで発表されました。司祭の方々も高齢化しています。そんな中、神学生の選任式や認定式が3月には行われる予定です。横浜教区での教区司祭の叙階式はありませんが、今年神学院を卒業したフィ助祭がベトナムで司祭叙階を受けることが決まっています。9月頃日本に帰ってこられると聞いています。大変嬉しいことです。

藤が丘教会はナン神学生が2年の司牧実習を終えて4月からは別の教会で司牧実習をすることになりますが、みんなで応援いたしましょう。2年間ありがとうございました。また、別の神学生が来てくださるととてもありがたく思います。

春を迎えて、少しずつ日曜日のミサに来られる方の数も増えたように思います。コロナで教会に来られることを控えておられた方々もいらっしゃるでしょう。皆さんが笑顔でお話ししている様子はとても嬉しいことです。これからは、もっともっと嬉しいことが沢山訪れますように。春の季節を迎えて、心の中に輝きと暖かさが戻ってきますように祈ります。
すべての喜びの源である主の訪れを、わたしたちが皆もっともっと強く感じられますように…。

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