12月巻頭言『主のご降誕と新年おめでとうございます』
主任司祭 鵜飼好一
新年を迎えました。そして今年は通常聖年の年として全世界のカトリック教会は特別な恵みと喜びの年として迎えることになりました。特に私たちが主と共に歩み、兄弟姉妹として共に歩む年となりますように。主がいつも共にいてくださることを忘れず、この一年が感謝と主の救いのみわざを賛美する年となりますように。
私たちは神様の愛のうちに日々歩んでいます。世界を造られた主はわたしたちが常に喜びのうちに歩むことができるように救いの恵みで日々支えてくださっています。「何よりもまず神の国とその義を求めなさい」とイエスさまは教えています。神様のことを忘れ、神様を賛美し、感謝することを忘れてしまわないようにイエス様のみ言葉をいつも心に抱いて日々歩みましょう。
主のみ言葉を知り学ぶことの一つの方法は、祈りのうちに聖書に親しむことです。特に、聖霊の照らしと導きを願いながら、わたしたち一人ひとりが主ご自身から学ぶように努めましょう。また、典礼を通して今も力強く働いておられる主に私たちが日々出会うことができますように、主がもたらされた恵みにより豊かに与ることができますように祈ります。
今年は特に私たちのうちにおられる聖霊の働きを見分けることに心を向けたいと思います。また、一人ひとりはもちろんのこと、同じ信仰に生きる私たちが共に歩んで行くことができるように私たちの教会を導いてくださっている聖霊の働きを共に見極めることができますように。共に主のみ言葉を味わい分かち合うすべを、主が教えてくださいますように恵みを祈ります。
神様の祝福と恵みがわたしたちの上にありますように。この一年、信仰・希望・愛において私たちが主の恵みによって成長することができますように共に祈りましょう。